24 -TWENTY FOUR- シーズン3

CTUロサンゼルス支局の捜査官。40歳。シーズン1では、大統領候補暗殺事件を阻止するため単身テロ組織に乗り込んだ。またシーズン2では、自分の身を犠牲にしてまで核爆弾の爆破を食い止めるべく奔走。そして、このシーズン3では、強力な細菌兵器を使って世界を脅かす麻薬カルテルに命がけの潜入を試みる。責任感が強く、任務は絶対に遂行する、信念の男。しかし、捜査にのめり込み過ぎて、たびたび自分自身を危険にさらす、破滅型のアウトローでもある。

■Profile
1966年12月21日生まれ、イギリス・ロンドン出身。父ドナルド・サザーランドとの共演作「ニール・サイモンのキャッシュマン」（'83）で映画デビュー。カナダ映画「ベイ・ボーイ」（'84・V）で注目され、「ロンリー・ブラッド」（'85）「スタンド・バイ・ミー」（'86）などの演技で、若き実力派として話題を集める。また、93年の「要塞監獄／プリズナー107」では主演のみならず監督業に進出。本作でも、シーズン2および3で製作を務め、ジャック・バウアーに人間味とリアリティを吹き込み、サザーランドのキャリアを代表する作品となった。最近作は、「テイキング・ライブス」（'04）、「フォーン・ブース」（'02）。

アメリカ合衆国初のアフリカ系大統領。市民を核爆弾テロの恐怖から救ったものの、自らはテロの攻撃に倒れてしまった大統領。それから奇跡の回復をみせ、再選に向け事件以来久々にロサンゼルスを訪れる。しかし、今度はその事件が暗示していたかのようなウィルスを使った生物テロに悩まされ、またも窮地に立たされる。

■Profile
1954年6月2日、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。パウエル、カーター、クリントン、そしてケネディの良いところをミックスし、誰もが理想とするであろう大統領像を生み出したヘイスバート。ブードゥー教崇拝者の剛腕バッター、ペドロ役を演じた「メジャーリーグ」（'89）「メジャーリーグ2」（'94）「メジャーリーグ3」（'98）が有名。その他に、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ共演の「ヒート」（'95）、クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン共演の「目撃」（'97）など。最近作は、ジュリアン・ムーアの相手役である庭師を好演した「エデンより彼方に」（'02）。アニメ映画「Sinbad: Legend of the Seven Seas」（'03）では、ブラット・ピットと声の共演をしている。

CTUロサンゼルス支局の責任者。最初の頃は、ルールを悉く無視するジャックと反りが合わず、しばしば対立。しかし、前回の爆弾テロで、時には自己判断でルールを破ることが解決の糸口となる、ということを実体験。今や、正義感と良心を兼ね備えた、CTUを取り仕切る頼もしきリーダーに成長。

■Profile
精悍なトニー役でピープル誌の「もっとも美しい50人」にも選ばれ、シーズンごとにファンを増やしているバーナード。1966年10月12日、イリノイ州エヴァンストン生まれ。舞台俳優としてキャリアをスタートし、ウィリアム・ハートの「Good」などに出演。「Walker, Texas Ranger」（'93）「F/X: The Series」（'96）などのTVドラマにもゲスト出演。映画では「Mars and Beyond」（'00）「The Colonel's Last Flight」（'00）「Vegas, City of Dreams」（'01）に出演している。

ジャックの愛娘。通称キム、19歳。ジャックが唯一、主導権を握れない相手。自分の目の届くところにいて欲しい、というジャックの強い後押しもあり、現在はCTUの一員として働いている。異例の採用ではあるが、父親譲りの勘の良さと情報分析能力でジャックを好サポート。ジャックの部下であるチェイスと付き合っている。

■Profile
1982年11月30日、カナダ・カルガリー出身。子役モデルとしてこの世界に入り、カナダのTVシリーズ「Are You Afraid of the Dark?」（'99）で注目される。その後、スカイ・パニック「エアポート'99」（'98）やベン・ギャザラ共演のサイキック・ホラー「降霊」（'00）をはじめとする多くのテレビ映画に出演。映画では「ラブ・アクチュアリー」（'03）に出演。最新作「The Girl Next Door」（'04）および「House of Wax」（'04）では堂々の主演をつとめている。

コンピューターに強く情報収集力に長けたCTUのエージェント。爆弾テロ事件のとき、熱い視線を交し合っていたトニーとめでたく結婚。今や夫婦でCTUを担っている。裏方的なサポート・タイプに見えるが、実は自分の直感はテコでも曲げない気丈なところもあり、ジャックさえ説得してしまうほど。

■Profile
1972年12月9日、イリノイ州シカゴ出身。日本人のクウォーター。ニューヨークを拠点にオフ・ブロードウェイの芝居などに出演し、女優としてのキャリアをスタート。その後、映画「ユー・ガット・メール」（'98）「マン・オン・ザ・ムーン」（'99）などに出演。「Shooting Vegetarians」（'00）と「No Deposit, No Return」（'00）では主役を務めた。最新作は「Fathers and Sons」（'04）。他に、サスペンス・ホラーのTVシリーズ「All Souls」（'01）での主役などがある。

出世するためなら、どんな手段も辞さないやり方が災いして、デイビッドに見放された元妻。しかし、大統領の窮地を嗅ぎつけるたびに、デイビットに擦り寄ってきては再起のチャンスを図っている。爆弾テロ事件では、思わぬ勇気を発揮し、意外な一面を見せたが、果たして今回は何をたくらんでるのか？

■Profile
1961年生まれ。「The Larry Sanders Show」（'92～）のアシスタント“Beverly”として有名。その他、「The Paper Chase」（'78～）「Homeroom」（'89～）「新・刑事コロンボ／犯罪警報」（'92）「ER 緊急救命室」（'98～'99）「ブロークン・トラスト／秘められた過去」（'99）「南アフリカから来た友だち」（'00）「計画殺人 修正条項第1条」（'00）など、TVを中心に活躍中。映画では、クリント・イーストウッド監督作「目撃」（'97）が有名。

CTUの現場捜査官。ジャックとパートナー組む部下であり、キムの恋人でもある。キムとの交際を知ったジャックは、あえてチェイスを危険な任務からはずす。しかし、納得がいかないチェイスは単独捜査を開始。ジャックを助けようとひとり麻薬カルテルに乗り込むが、それが逆にジャックの足を引っ張る結果に……。

■Profile
ジャックの相棒を演じるニューフェイスのバッジ・デールは、1978年5月1日、両親ともに俳優という一家に生まれる。映画デビューは、まだ10代はじめのときにバジェット・デール名義で出演した「蝿の王」（'90）。彼が演じた“無垢なる”サイモン役は印象的だった。その後、いったん俳優業から離れるが、TVシリーズ「ロー＆オーダー」（'99～）のゲスト出演や映画「Nola」（'03）でカムバック。最新作「Cross Bronx」（'04）では主演を果たしている。

元CTUロサンゼルス支局のアシスタント・チーフ。ジャック、そしてトニーと恋愛関係にありながら、実は大統領暗殺計画組織とも繋がっていた裏切り者。さらに核爆弾テロリストとも繋がりがあり、隙あらば自分を逮捕したジャックを殺そうと虎視眈々と狙っている。今も服役中のはずなのだが……。

■Profile
1972年生まれ、ミズーリ州セントルイス出身。ブロンクス映画祭のCiNY優秀賞を受賞した短編映画「Pas de Deux」（'00）で映画デビュー。主な活動は、TVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」（'98）や「Ed」（'00）のゲスト出演、インディペンデント系映画「The Accident」（'01）とスコット・ウルフとティム・ロスらと共演した「Emmett's Mark」（'02）など。さらに日本公開待機中の「Thirteen」（'03）、「24」が縁で結婚したサンダー・バークレーとの共演作「The Third Date」（'03）や「Below the Belt」（'04）などに出演している。

デイビッドの弟で、大統領の首席補佐官を務める。シェリーに負けず劣らぬ野心家で、選挙に勝つためには裏取引も厭わない。デイビッドを再選させることが自分の務め、と邁進している男。

■Profile
ニューヨークのクイーンズ育ち。学生時代からドラマ・クラスで学び、TVシリーズ「Murder One」（'95～'97）や「ザ・プラクティス／ボストン弁護士ファイル」（'97～）でテレビ・ドラマの世界に入る。その後「The Division」（'01～）にゲスト役、「バフィー～恋する十字架」の第7シーズン（'02）にセミレギュラーとして出演。映画では、ジェット・リー主演の「ロミオ・マスト・ダイ」（'00）や「Easy」（'03）「Something More」（'03）に出演している。

凶悪なメキシコの麻薬王。仲間と思っていたジャックの罠にハマり、アメリカの留置場に拘留される。

■Profile
1957年3月15日、ポルトガルのリスボン生まれ。'82年、ジェームズ・グリッケンハウス監督作「ザ・ソルジャー」で映画デビュー。その後、「今そこにある危機」（'94）「デスペラード」（'95）「エネミー・ライン」（'01）「略奪者」（'02）などアクション映画を中心に活躍。英語、フランス語をはじめ、7ヵ国語を操る国際派でもある。その他、「グッドモーニング・バビロン」（'87）「オンリー・ユー」（'94）「エル」（'98）などのドラマにも出演している。

ラモンの弟でパートナーでもあるメキシコの麻薬王。兄の保釈のためなら、何百万人の命も屁とも思わない冷酷な男。

■Profile
1974年1月21日、ニューヨーク生まれ。映画デビューは、'97年のアーネスト・R・ディッカーソン監督のブラック・ムービー「ジュース」。続いて、アベラ・フェラーラ監督の「バッド・ルーテナント／刑事とドラッグとキリスト」（'92）にチョイ役で出演。代表作は、「ミュージック・フロム・アナザー・ルーム」（'99）「人妻」（'99）「ドラッグ・ディーラー 仁義なき賭け」（'00）など。その他、「バスキア」（'96）「ロミオ＆ジュリエット」（'96）「フローレス」（'99）「光の旅人 K-PAX」（'01）など数多くの映画に顔を見せている。

劇場版よりも評価の高かったTVシリーズ「ニキータ」（'97～'01）で、エグゼクティブ・コンサルタントを5年間担当。脚本家デビューは「特捜刑事マイアミ・バイス」（'84～'89）。「ザ・コミッシュ」（'91～'95）でスーパーバイジング・プロデューサー、「爆走三銃士」（'93・V）で製作総指揮・脚本を担当した。

弁護士教育を受けた後、脚本家となり「L.A.ロウ／7人の弁護士」（'86～'94）や「The Antagonists」（'91）で才能を発揮。「ニキータ」（'97～'01）ではエグゼクティブ・コンサルタント、「ザ・コミッシュ」（'91～'95）ではプロデューサー補、「犯罪捜査官ネイビー・ファイル」（'95～）では脚本とスーパーバイジング・プロデューサーを務めている。

日本でも大ブームを巻き起こしたTVシリーズ「X-ファイル」（'93～'02）の脚本家として有名。その他に、「バフィー～恋する十字架」（'97～'03）や「ANGEL」（'99～）など青春ホラー・シリーズの脚本も手がけている。

1948年、ニュージーランドの小さな町の写真家の息子として生まれる。大学時代に初の短編を製作。その後、CMやTVの世界でカメラマンとしてのキャリアを積み、映画の世界へ。代表作は「スリープウォーカーズ」（'92）「インターン」（'00・V）など。また、「24」のシーズン2と「ロズウェル 星の恋人たち」の第2シーズンでは監督業にも進出している。